風邪の効用

免疫の発動する身体を

風邪のひける身体は生来の免疫力が活動しているということで、そのほうがよいのです。

小学生くらいまでの子どもは、熱を出すたび成長するということがあります。

子どもに熱が出るとはらはらしますが、38度以上の熱が出たら癌細胞も消えるという説もあるくらいですから、ときどきの発熱は逆に身体を育てます。

私の子どもはぜんそくやアレルギーをもっていました。そのため、よく熱を出しましたが、なるべく薬は飲まさないで育ててきました。下の子にいたっては、抗生剤を飲ませたら吐いてしまうほどの敏感な体質でしたので、この子はとくにそうでした。

娘については、鼻炎がひどかったため長期的に漢方薬を飲ませたり、いろいろしました。よく小児科にも通っていたため無邪気に、「将来はお医者さんになる」といって、高校生のときに担任の先生から、ほんとうに「医学部をめざしたら」とすすめられるというようなこともありました。

そうして医学部をめざしたのですが、結局入試のとき少し点数が足りずに、合格した保健学部に進学したという経緯があります。わたしの家系は医療人が何人かいてますが、こうして娘はお医者さんにはならなかったけれど看護師の資格をとりました。

整体

さて、余談が長くなりましたが、風邪のときはともかく栄養をとって寝ていたらいいとよくいわれます。基本そうなのですが、積極的に治すために、東洋医学のツボ押しを採り入れると楽になるし早く治る気がします。

背骨の3番と8番なのですが、そこを指圧しながら呼吸を入れるという動作をとりいれると気持ちが安定するようです。そしてウイルスが出ていきやすいと感じます。

子どもたちにはいつも行っていました。娘などは小さいとき、このツボ押しを採り入れたら、大きなくしゃみをしてすぐに解熱したということもありました。気を通すわけです。

わたしたちの身体は自然存在なので、治癒力があります。

自然治癒力を下げているのは、現代の偏った生活です。しかし、すぐにはどうにもできません。心もちとしては、わたしたちの身体はいずれは土にかえる自然存在ということを思いだすこと、さらに、身近に樹木があったら木肌に触れて、木のエネルギーをいただくこと。

呼吸は自利と利他で成り立っています。

呼吸とツボの健康回復方法について、詳しく知りたい方はどうぞ会いにきてくださいね。

以上書いたことは、加持祈祷の際にも付加価値として活用しています。

上気道炎は、浄化のために自然に起こってくることです。風邪は万病のもとですが、自然なる調整でもあるのです。

わたしの加持祈祷は、東洋医学や整体、身体調整などの知識も含みながら、その方に応じた方法で行っています。