神々の顕現
依り代大事
7月3日はじつは図書館で、文献調査に費やそうと考えていました。
神仏習合について、また神様について文献を読みたいと思っていたのです。
朝、8時半に、表具屋さんに祓串やご幣を受け取りにいくことになっていて、
そこから図書館へという計画だったのですが、表具師さんがあまりにも
神様の道具の扱いを丁重になさるものだから、たとえば車に乗せるときも
カーブなどで動かないように新聞紙をつめてくれたり、そして「しっかり
おがみこんでください」とおっしゃり、わたしはその足でお寺にくだることに
したのです。
依り代そのものの力
神様の依り代となるものは、何重にも包んでおくのが望ましく、それは、移動中にべつなものが
やどってしまうとたいへんだからです。
それなので、本堂などに安置してから、かぶせものを外します。
扱いがたいへんセンシティブですし、だからこそ、はやくお寺にもっていって置くことがだいじだったのです。
お寺に到着するとまた水がとまっていまして、まずは山に水の道の偵察にいきました。
とちゅう、断裂していたので、自分で修繕しようと試みましたが、うまくできず、境内管理をお願いしている信者さまにご連絡して、2回目はご一緒に登山しました。
たいへん水が多く、御瀧にきて行をしなさいということだったので、水の道が復旧してから信者さんと
ともに御瀧へ上がりました。
とても気持ちのよいお行ができました。
三石不動尊域の神々の力がふたたび威光をとどろかせるよう祈りました。
夢のリアル
令和4年秋のことです。
前前住職に名づけをしてもらったという女性信者さまが、この方はたいへん霊感の高い方なのですが
伊都郡かつらぎ町の田舎食堂に行っていたはずが、いつのまにか三石不動尊になっていたというリアルな夢について話されました。
お寺では女性と男性がいて、「おそかったね、まっていたよ。わたしたちはもう行かなければならないんだよ」と言って、御瀧のほうへ拝殿から泳いでいったというのです。
信者さまは「気持ちよさそうに泳いでいったので、うらやましかった。わたしも行きたいと思った」と話されました。
夢の体験は、予知の要素を多分に持ちます。
この信者さまがこの夢を見られたときには、御瀧から拝殿への光の道が広がり、供養や祈祷がずいぶんやりやすくなっていたころなのです。
廃寺になる前に、御瀧に台風が襲い、大規模な土砂崩れが起こったことがあります。
そのときに拝殿に土砂が流れ込み、前住職は、拝殿をすこしずらして、どうにかして建物を維持されたということがありました。
そのときに、水の道の変化があり、光の道の変化もあったのだと思われます。
令和4年秋にはそれが戻ったと思われたときがありました。信者さまの夢のおはなしはそのころでした。
予定外の御瀧でのお行は、この信者さまの誓願により成ったものだとわかりました。
その信心と霊感により、さまざまなことを教えてくださったのでした。