真夏の夜の夢
猛暑の夏は一座一座真剣勝負です
8月10日午前の法要には、18人の信者さまがご参列で
初盆のご供養とお迎えを行いました。
たくさんの親族が集えることはそれ自体、僥倖です。
また熱心にご参列されて、最初におはなしくださったお墓の問題なども含めて
なぜ朝、法要前にわたし自身がしんどかったかがすぐ理解できました。
たくさんの洪水が押し寄せていたのです。
法要のあとはある程度解決への道筋ができたのか、すっきりしています。
これから試練があるかもしれませんが、試練は生きている証拠。
事後は、みなさんも晴れやかな表情でおしゃべりもたくさんなさり
ご一行に連れられてきた子どもたちも楽しそうでした。
午後は永代供養の方がやはり仏迎えとご供養をなさいました。
成就しなければならないことも含めてご一緒に拝みました。
すこし大き目の法要が2件終わり、お盆の棚経は半分以上おわったことになります。
明日、明後日もそれぞれ複数件の法要が予定されており、この猛暑のなか、準備や心構えなど
いつもよりたくさんしなければならないということで一日一日が真剣勝負です。
またそれだからこそ、ご神仏がお導きくださると思っています。
わたしたちはいま、過去現在未来が同時にあります。
真言行者としての妙泉の祈祷
わたしの祈祷は、お大師さまが唐からおもちかえりになった密教経典や修法がベースにあり、
そこから三石不動尊で自然に培われたある種、霊能的なインスピレーションとか直観が加わります。
その内容には古神道の祝詞の複合的な組み合わせがあります。
神と仏がそれも過去現在未来、ご一緒に降臨なさるときもあるのだと思います。
とくに弁才天はもともと私の近くにおられる尊格です。
さらに観音、無量寿の文字どおり無数の拝み方のバリエーションに恵まれ、ここぞというとき、たとええば難病平癒とか緊迫したご祈祷なんていうのは、お不動さまが前に出てこられます。
神々はさまざまなおすがたで弘法大師を護ってくださっており、わたしはこの祖師の絶大なるご加護のもとご祈祷や各法務を行わせていただくことができてきました。
そういつも。
四度加行の護摩行にはいるまえ、奈良のお寺に働きに行こうとしていたとき、お大師さまに叱られました。「おまえはまだ護摩がおわってないやろう!!」って。
お大師さまに叱られたのは2回です。
あとはいつも「おまえは伝えさえすれば護る」とおっしゃって、いやがらせがあって辛かったときには、三石不動尊に来てくださってご一緒に金光明最勝王経をお唱えしてくださったり、東寺さんでは門のところの柳の影で見てくださったり、いつもいつも支えてくださった。
わたしはだから高野山に護られて、僧侶を続けてこられたと思っている。
いいことも悪いこともすべて恵みだったことがわかる。
さて、15日御施餓鬼法会が無事おわるように、ラストスパートをがんばろう。
信者さま会員さまお弟子さん子どもたち、みなさんの支えに感謝します。
これからもご一緒によりよき世界のために祈りましょう。