文化や言語、固有の自然が国土をつくる

ほんじつ6月30日は夏越しの大祓です。

半年間、上半期の塵穢れを禊祓する日です。

この日にちょっと考えていただきたいのですが、

現在の社会では、なにか逆のことが多くないでしょうか。

わたしたちの身体は自然存在、有限であり、無限なるものは魂です。

魂の誓願、今生ではこういうところに成長すると各魂は決めて縁あった肉体に入ります。

そうしてその誓願を満たしたなら、死にきるわけです。

このシンプルな自然法則がいつのまにか、現世だけ、自分だけ、そして物質至上主義に陥ってしまったのはいつからでしょうか。

人は神や仏の存在を信じなくなり、あるいは形骸化し、自分自身がけがれて感じられなくなったから、そうなってしまうのだと思うのですが、そんなふうにかなしい生き様となってしまった人が増えてきました。

ひとは自我という幻想の服をきて、欲にまかせて生きていますと、どんどん汚れてしまいます。

そして、ほんとうの自分のきらきらと輝いていたはずの魂がどこにいったのか、あるのかさえ、わからなくなってしまうのです。

魂の誓願のために思い出さなきゃいけないこと

大祓は、むちゅうで生きているだけではだれでもついてしまうこと、塵穢れを祓い、純粋なる真のすがたに戻って、未来への道を歩めるようにする。そんな古代の智慧です。

6月末とともに12月末にもあり、年に二回、決めた日に祓うことで、清々しい気持ちで、また歩き出そうとします。

魂の誓願がわからなくなったら生きている意味も見失ってしまいます。

いま、そんな人がとても多く苦しみの中でいる方が増えています。

どうぞ、思い出してください。人間に生まれてきたことは稀有なること、すばらしい機会です。

人間という肉体をいただいて、これにのっているから経験できることがあり、

それをもって魂を成長させるのです。

わたしたちは例外なく、それをもってこの世に生まれてきています。

どうぞ自分自身をたいせつに。そして自分自身とつながる方々をたいせつに。

宗となる教えがないならば、どうぞ私のところへいらしてください。

宗教宗派をとわずどんな方でもあたたかくお迎えさせていただいております。

一人でも多くの人が、死ぬまでこのシンプルな事実を思いだしてほしいと思います。

精一杯いきて、死ぬときには死に切るために。

後悔や思い残すことがあると人は成仏できません。

ぜひ今日から、そんな生き方へシフトチェンジしてください。

なによりあなた自身の大切な魂のために、です。

横笛の観音さまは、失ったもの、なくしてしまったものを発見する功徳のある仏さまです。

わたしはみなさまをいつも応援しています。合掌

紀州高野山横笛の会 宗教宗派問いません。どなたさまもおこしください。みょうせん 拝

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