夏の終わり

教相面のブラッシュアップ

身体が弱ったときは決まって、出家前の職業やその仲間のことを思い出してしまいます。

去年もそうでしたが、8月のおわりはどうしても疲れが抜けにくくなります。

お盆の一連の法務に加えて、いくつかの重い祈祷案件もありましたし、お不動さまのご縁日がたくさんのご祈祷がありましたから、疲れるのは当たり前なんですが、どうしてもめいっぱい頑張ってしまうんです。

また、法務になるとご神仏のご加護か、疲れていても頑張れてしまうのですよね。

それであとから揺れ戻しが来てしまうこともあります。

そういうときは、自分に水を灌ぐためだけにゆるやかに拝んで、あとは教相面の勉強をします。

いまちょうど、ちょっとした対外的な論文を作らなければいけないので、図書館にいって参考文献を探したり、新しい本も一冊、小堀南岳堂さんにて購入しました。たいへんわかりやすくまとめられた、立川先生のご研究のエッセンスがぎゅっとつまった作品です。たいへんありがたいです。

そうそう、疲れたときは「疲れて拝めない~だめだ~」って自分を下げたり、焦ったりするんじゃなくて、弱った自分自身を受け入れるようにしています。

こんかいはちょっと肩の凝りが激しくて一日休んでも疲れがとれないね、まあしょうがないか、気楽にやるさ。いつか元気になるね~って。

もともとの性格で生真面目なところがあるもんですから、こんなふうに思えるようになったのは、わりと最近かもしれません。

これまでのすべての経験が役立つ「祈祷僧」

それと、昨年から引き受けていた編集の仕事があったんです。

それを遅くなってしまったんですけど、ほんじつ、終わらせました。

編集や執筆の仕事もサブワーク的に行っています。

しんどくて拝めないときには、そんな仕事があるのです。

言い方をかえますとコンディションが悪いときにはご祈祷はしません。

ご供養はさせていただくこともありますが…

ところで、よく思うのですが、僧侶になるまでいろんなことをしてきました。

スポーツ、編集ライターの仕事、NPOのしごと、高野山での広報的なしごと、それから子育ても。

そんなのがいろんな面で生きて「祈祷僧」のしごとができるのです。共感とか癒やしとか理解とか。キーワードになります。

事象的には祝詞の祓い力が強すぎて、揺れ戻しがきている。

でも、疲れて拝みこむことができないときには、ほかの活動もさせていただけている。

自分のために拝んだとき「だいじょうぶ、つかれがとれたらまた一段アップしているよ。それに、新しいこともきちんとできていくようになるよ」そんなふうなメッセージをいただき、まだ疲れは一掃しているわけではないですが、気持ちは前向きになりましたよ。

ご連絡

高野山リトリート中級編は、9月14~15日となりました。

また、サロンでの相談やワーク、

祈祷寺院・三石不動尊での本格祈祷もお受けしますので、ご希望の方は予約してください。

お悩み相談&ご祈祷の料金のめやすにつきましては、このウェブサイトの料金についてのページをご参照ください。詳しく説明しています。