人に頼らぬこと
お釈迦様の行は、端的に言うと人に頼らないことと言うことになります。
それは私も含めてよく言われる、人は1人では生きてないと言う事とは矛盾しません。
精進料理のお蕎麦1つとっても畑でおそばを作って下さる方、加工してくださる方、またお料理してくださる方など様々な方が関わって、私の血肉となってくれています。
それに感謝すると言う事と人に頼らないと言う事は矛盾しません。
私たちは、多くの言説において、本当に大切な事はぼかして伝えられるか少しは隠されているかということがあることに気づくことができます。
それは私たちは、自分自身で、自分自身に必要なことを探さなければならないからです。それが人生の真髄なのです。
畑に揺れる 蕎麦の花
見えぬ手が 種を蒔き
見えぬ心が 粉を挽き
見えぬ祈りが 鍋に湯を沸かす
一椀の蕎麦は 私の血肉となり
感謝は広がり 世界を結ぶ
けれど歩む道は 誰にも委ねず
自ら探す 真実の糸
人に頼らず
人に支えられ
人生の真髄は 静かに息づく