これからの心構え
今日は来年1月25日に発表する講演の原稿をつくったり、同じく紀州高野山横笛の会から1月に発行予定の冊子の校正をしたり、佐賀のワークショップの講座準備をしたりと、さまざまなクリエイティブワークをして一日が過ぎました。
寒くなりましたので、自宅(兼事務所)にはこたつを出して窓際においてあったかな環境の中でお仕事してます。ときどきはインド現地と連絡をとりあいながらすすめます。今回基調講演は20分くらいでよいかと聞くと、15分でお願いしたいということでした。
少し平家物語のことを話そうかと思って書いていると文学的になり、さらにそれを英文にすることが簡単ではありません。昨年同様、翻訳機能を活用しながらの執筆です。かつて文学部英文科というものがあり、そこでは英文の文学をよむという学問で、当然ですがどこの言語でもさまざまな表現の仕方があることがわかります。わたしのも宗教的な洞察が入ってくるので、伝えるためにはどうしたらよいかとさまざまな考察をしてとりくみました。
ひとつの文章が書けたとき、なんだか涙が出てくる場面がありました。こころのなかをそのまま文章にできたよろこびです。
わたしは僧侶として生きているけど、これからは「僧侶を前面に出す生き方」はすこしやめて、ほかの側面の自分も前に出していこうと思っています。講演活動はもちろん、僧侶として招聘されるものが多いけれど、文筆家としてや社会活動家としてや、また女性としていろいろな自分自身を前に出していったほうがよいと思い始めています。
心境が変わってきているのは、個別対応中心から、いまは、たとえば国際仏教平和祭での活動とか、八千枚護摩では世界全体の平和を祈るとか、そういうことにシフトしているから、いまは静けさとともに僧侶としての拝みのスタンスが変わってきているということだと思います。
ちょっとプレッシャーやこわいなと思うときもあったりするのですが、基本的には果敢に進んでいこうなあと言い聞かせつつ、今日も無事に終えたことへの感謝を合掌します。