お不動さまのご縁日のご祈祷~三石不動尊~

痛み案件が多かった3月

3月27~28日は、お不動さまのご縁日でした。三石不動尊では、毎月、おまいりの方に縁日祈願をしています。

年度末の不動縁日ということで、たくさんの御祈願が集まってきました。

・からだの痛み

・恋愛の悩み

・体調不良、からだの痛み

・商売繁盛

・からだの痛みと精神的に後ろ向きになる

・コンプレックスに関する気づき

・からだの痛み

・家族の問題

・親族なきあとの家族の問題

・人間関係

上記は本堂にて個別縁日祈祷をされた方で、そとから拝まれた方々、護摩木を書かれていた方々、熊鷹社へ商売繁盛祈願をされた方々については入っておりません。

今回は、特徴的に「からだの痛み」を訴える人が多かった印象があります。時期的なものもありますが、3月はとくに地球が大きく変動しましたので、構成員となっている私たち一人ひとりもバランスを保っていくために、「痛み」として感じたり「なにか忘れてきた」「落としてきた」などの漠然とした不足感を感じやすくなっています。

こんかい意識したのは、ていねいなカウンセリングを行うことです。ご一緒にお茶をのみながら楽しい話をしているうちに「すこしよくなった」という人もいましたよ。

霊能とは特別なものじゃない

さて、「霊能とはなにか」ということを最近考えます。

それについて「霊が見える」とか「霊の声がきこえる」ということが

一般的には霊能というのかもしれませんが、真言密教の祈祷寺の住職である私が考える「霊能」は

「ご神仏と対話できる力」なのだと考えています。

信者さんがおこしになり、「遠くからようこそ。まずはお茶でものんでお話しましょうか」として

込み入った相談を聞いているとき、いつもいつも冴えた答え方ができるかというと、そうではなくて「こまったねえ」「どうしたらいいかなあ」と一緒になって頭を抱えてしまうこともあります。

魔法使いではないのです。

ひとしきり話した後「ご祈祷してきいてみようか」となります。

さまざまな密教の経典をつかってご祈祷を行いますが、その間にさまざまなメッセージが仏神からおりてくるわけです。おわったあとにはさきほど二人で悩んでいたのがうそのように、ことばやみぶりがあふれ出てきます。

これが「霊能」なのかなと思っています。

きのう、そんなふうにして帰られた方がメッセージをくださいましたので紹介します。

「かえりに不思議なことがあったのです。

車で帰っている道中の間ずっと背中が炎のように温かいんです。

お不動さまの炎を思い浮かべました。

とても力強くぴったりついてくれているような安心感ややすらぎを感じました」

また、祈願をしてすぐに望みのキーマンからアクションがあったという方は

「いつか沖縄の慰霊をいっしょに旅しながらしてほしい」とメールをくださいました。

信者さまたちと見えない糸でつながりながら、お役目を果たしていく日常は

切なくも貴い日々であります。合掌 拝

もう、わかっちゃいるけど、ふしぎなこと、だらけだから…

今年度最後の横笛サロンにてしるす 3月29日17時