お不動さまのご縁日です(毎月27~28日)
9月24~26日まで論文のための調査研究に費やして、明日27~28日はわたしが住職をつとめる三石不動尊においてお不動様ご縁日の縁日祈願を行います。
これは毎月のように行っています。
お不動様のほか、わたしの場合は聖観音さま(18日)→三石不動尊にて
また高野山横笛の会では、十一面観音さま(20日)→高野山サロン
弁才天さま(任意の日・嶽弁参拝・呼ばれたとき)と
さまざまな尊格のご縁日祈願を行っています。
信者さんとともに行う祈願も多いことから、信者さんも「妙泉さんは毎日がご縁日ですね」とおっしゃった方もあります。
尊格によって、適した誓願が違うので、そのときの願いに一番適した尊格におねがいしなければなりません。
看護師が本業でときどき手伝ってくれる実娘の全清は、「ご縁日ってそんなにたくさんやらなきゃいけないものなの?」と言っていました。わたしは
「そうやっておまつりすることによって護られていくんだよ。人間だってごはん食べないと生きられないでしょう」と答えましたが、うまく伝えられたかどうかわかりません。
わたしは祈祷僧ですから、とくにご縁日をたいせつにしているのかもしれません。
祈祷僧は祈願をするとき、適した尊格に降りてきてもらい、受者さんの願いを叶えてくださるからです。だからご神仏はとても身近な感じでおります。ご神仏からお聞きすることもあります。
なにかあれば祈祷のとき以外でも話しかけさせていただいていることもあります。
また、これは法要でのおはなしでも申し上げることもある、とてもたいせつなことなのですが、ご祈祷をお受けになられる受者さんは、願いが叶うことをゴールとされず、そこからほんとうの信心をはじめられるよう願っています。
ほんとうの充足とは・・・現世の表面にあるのではなく、信心の修行のなかで得られていくものです。
それは、えもいわれぬ美しい感覚なのです。ひとりでも多くの信者さまがこの感動を体感されることを祈っています。