ある秋の順運なる一日
秋風を感じて
山麓は各地で秋祭りが繰り広げられています。
夢見がよく、こころのなかは愛いっぱいの状態で一日をスタート。
三石不動尊では、お葬式以来、法事をなさっていなかったというご家庭の七回忌。
午後一番は満中陰法要。夕方には定例月参り祓い浄め。
こういう日はお昼ご飯をとる暇もなく次々と法務に集中する。
そのほうが調子がよいこともある。もちろんこれは私が行者傾向のある僧侶だからであるが
ゆっくりとお食事をとらせていただきながらは拝みこむことはできない。
おなかがいっぱいになれば拝みが浅くなるし、長時間拝むときには弛緩して眠くもなる。
さて、ほんじつの3座はよく拝めたと思う。
七回忌には、はじめは御霊さまとアクセスするのに時間がかかったが、光明真言をお唱えする段になるとたいへん反応してくださるように。
窓の外のうるおいある葉におりてくださった。
ご親族が集まっておられることに喜んでおられた。
午後からの満中陰も、和気あいあいとした雰囲気で行われた。
こちらは大往生という年齢でのご逝去であり、心残りはそれほどない状態なので、薬師如来さまのところへ、そしてすでに観音さまが反応なされていたので、100日にも向かっておられる様子が手に取るようにわかった。お葬儀のときにはちょっとしたことがあったので、わたしもほっとした。
3座めのご祈祷は常連の信者さま。
事実婚のご夫妻はいろいろおっしゃるが基本的に仲が良く、うらやましくもなる。
気を使い合うからこそ、出てくる憂いも。お二人とも祓い浄めのあとは顔色が各段によくなられ笑顔で帰られるのが私もうれしい。
夜は久しぶりに鍋料理をつくって息子といただいた。
ご予約やお問合せがあいまにいろいろあり、順次対応。
明日は発表のための原稿に集中させていただこうと思っている。
信者さまがあってのいまの私なので、新しいことに挑戦するときにも、日常法務を大事にしながらすすめています。自分自身の前に現前した課題に取り組んでいくことで、いずれ時間をおいて、信者さまへのフィードバックにもなろうと確信しています。