9月聖観音さまご縁日
聖観音の神秘
9月18日の観音さまご縁日はふしぎでした。
朝から信者さまの三回忌を執行。そのあと、九度山から来られた仏像のなかに
入っていた宝筐院陀羅尼を拝みましたが、この間にふしぎなことが起こったのです。
その日は集中祈祷日でつぎつぎとご依頼の案件を拝むつもりでいたのですが
午後からわたしは急に境内に出て、丸太で井桁をくみはじめたのです。
まったくお焚き上げ法要の予定はありません。行いたいと友人の修行僧さんに話してはいたのですが
とにかく観音さまご縁日は拝む案件がいくつかたまっていたので
それに取り組む日としていました。
「お焚き上げ…きょうするのですか」
独り言ちるひまもなく、たくさんの経木と5月3日の慰霊祭のときのお塔婆、信者さんの千羽鶴や
各種お札、おまもり、その他たまったものをお焚き上げさせていただきました。
お盆におそなえした高野槙には油分が含まれていますので、枯れ花を一番下に敷きました。
そして最初に読経する間中、経木とお塔婆を抱きしめて、それから火中に一枚一枚投入しました。
緊急案件、瞬時に功験
そのあと、信者さんから様子についてメールがあったり、「つぎの案件にとりかからなきゃ」と
思っている間に、毎日参拝される信者さまが友人をつれておまいりになりました。
「ちょっと瀧にいけるかな。友達がきぶんが悪いみたいなんや」と信者さまがお連れさまを見ながら早口でおっしゃるので
わたしはすぐに本堂へどうぞといって、ご祈祷することになりました。
最初にお加持でみさせてもらいますと、若い青年の男性の魂が呼応してきました。
複数お連れになられており、しんどそうです。
観音さまとお不動さまに祈祷しました。
新しく来られた方は「ああここにすわっているだけで安心してきた」とおっしゃり
読経中に、大きくせきこまれたのですがそのときについていたものが出たようです。
読経が終わると落ち着いておられたので、「大丈夫です。御瀧にご友人とご一緒に行かれて
祓い浄めをなさって」とわたしは笑顔で申し上げました。
先日来、戦争慰霊に入っているし、今日は、特攻隊兵士慰霊のお塔婆をおたきあげしたので、
「自分もいっしょに」ということで戦没者の御霊がお寄りいただいたということになります。
よろこんで上がっていかれたので、彼女も体調がよくなりほっとされたようです。
「つぎは家族をつれてくる」とおっしゃってお礼を何度も言われながらふたりは帰路につかれました。
秋冬の拝み方について
わたしは予定していた信者さんの家の先祖代々供養を執行して、気になる特化したことは22日にまわすことに決め、そのむねを連絡して、観音ご縁日の法務を終了することにしました。
いやあ、よく拝みました。観音さまはつぎつぎと働かせてくださいます。
このように、令和6年秋冬は、三石不動尊では拝みこむ日を決めて遠隔祈祷も含めて厳修いたしますので、ご希望のかたはお申込みください。
また、この日のような緊急案件については優先して行いますので、気を遣われず来寺ください。