ご祈祷の方針につきまして

めやすを示しつつ事情を聴いていきます

4月は慰霊中なのでそれに集中していますが(きついです、重いです)、5月は地鎮祭や家祓いが4件ほど入りそうで、日常法務がハードになりそうです。地鎮祭は、いわばお葬儀と同じくらい、いやそれ以上かもしれないくらいに労力がかかります。御霊の世界のことは目に見えないことが多いし、そもそも見えると思っていない方々も多いから、わたしは折にふれて説明させていただくのですが、地鎮祭は地の女神に働きかけて、いまその場所に残るさまざまな念やときには長い間あがっていない御霊さんなんかに働きかけて、土壌を耕すようにあらたな息を吹き込み、これからの新しい日々のために入れ替わっていただく儀式です。

使うものもいろいろありますし、ほんとうに内容はいろんなことをしています。だから経費もそれなりにかかってくるのですが、いまのご時世ですから「安くしてほしい」とおっしゃる方もあります。もちろんみなさんの安心を担保することが任務と心得ていますので、お布施はできる範囲でと申し上げています。でも人によってあまりに違うのは不公平にもなりますから、(当人がそれでよい場合は別です)祈祷料を下げる場合には、すこし行うことも減らしますと言っています。

全力で拝むことは変わりませんが、拝む内容をすこし減らすなど変えていくようにしています。わたしがお盆の拝みを行うときもそのような方法です。これは、新仏さんと数年経過した仏さんとでは、施主さん側の意向ですこし簡単にでも拝んでほしいといわれることに対応しています。

だいじなことは拝み続けること

私は新しい僧侶とされていますので、私のやり方は施主さんの事情にかなり寄り添ったものになります。でも、体質上、わたしは御魂の存在がたいへん近いので、中途半端なことはできません。なので、内容を少しずつ変えていくことで、御魂さんが怒らないように、また施主さんには無理なく続けられるようにと試行錯誤で考えながら編み出しています。

いろんな僧侶がいていいし、わたしの方法が気に入った方が信者さんとなっていってくださるのだから、この方法でよいと思っています。なにが大切かというと「拝む」ことです。とにかくいろいろあっても施主さんも僧侶も拝むことがたいせつなのです。

だから、三方が無理なく拝むことを続けていけるしくみであらねばなりません。

そこをぶれずに考えていくなら、大丈夫だと思っています。

5月はまた通常の年忌供養のほかに、長年を越した水子供養や団体さまの現世利益のご祈祷も入っています。

みなさまが少しでも安心し、御魂の世界が笑顔になっていただけるよう

わたしは専門的に祈らせていただくことを課せられた使命として、肝に銘じております。

新しい方もどうぞご相談ください。ご一緒にたいせつな御魂さまがよろこばれるよう考えていきましょう。そうすることで、あなたも笑顔になれるはずです。