令和6年2月の嶽弁天さん

高野山には、大きく7か所に弁才天がお祀りされています。

わたしはその中で、嶽の弁天さんとご縁が深いです。

それは、一番最初に九度山から高野山への町石道をのぼってきたときから

嶽の弁天さんと繋がってしまったのでしょう。平成28年1月のことです。

3か月後、移住して、嶽の弁天さんのすぐ下の家をかりて住みました。

別にはかったわけではなく、そうなったのでした。

大学院2回生のとき、弁才天が題材のひとつである修士論文を書いていたら

弁才天さまが夢枕に立ち「ご真言を唱えなさい」と厳しい調子で

おっしゃる。わたしは半泣きでずっと「おんそらそばていえいそわか」と

お唱えしました。

もうよいというまで、ずっと唱えるのよ!と。

そのとき「九頭竜をさがしなさい」というようなこともおっしゃって…

余談が多くなりましたが、紀州高野山横笛の会では、

「参拝同行」というプランをご用意しています。

「奥の院」「壇上伽藍」両コースがやはり定番人気なのですが

リピーターさん向けに「嶽の弁天さんコース」があります。

これは、大門から嶽の弁天にご一緒に登山して、頂上で

ご祈祷をするというものです。

2月は東京からおこしの男性がこのコースをお選びになり

「奥の院はバスツアーできたときにざっと行きましたので」ということで

朝に、嶽の弁天さんに呼ばれたこともあり、ご提案したのです。

そのお客さんは定年退職をまじかにした年齢の方でしたが、若くみえました。

願いごとは「縁結び」。

なんと素直な正直なお願いごとをおっしゃる素朴な方!

それはもう頂上でいっしょうけんめいご祈祷してさしあげましたよ。

頂上にあがると、木々に雪の結晶ができていましてね。こんなことは

めったにないのだけれど…ほんとうつくしい

そこで感得したのが、なまずのような大きな魚にのった、青いお着物すがたの

弁才天だったのです。

これはありありとしたビジョンでしたので、いつか絵の上手な人に描いてもらって

お軸にして護摩堂に安置したいと思っています。

お客さまもとても満足してくださいましたよ。

嶽弁コース(ご法話をしながらご一緒に分水嶺でもあるお山にのぼり頂上でご祈祷します。お一人さま7000円~)どなたさまもお申込みいただけます。